ホールデムのスターティングハンド169通り|組み合わせ数と勝率の一覧
配られる2枚は1,326通りで、数字とマークの違いでまとめると169種類です。組み合わせ数は、ペアが6通り、スーテッドが4通り、オフスートが12通りです。ランダムな1人の相手に対するエクイティは、最強のAAが85.2%、最弱の32オフスートが32.3%でした。
この記事では、169種類のハンドの組み合わせ数と配られる確率を整理して、全ハンドの勝率を13×13の表にしました。数字は、僕が作った判定プログラムでランダムに配って数えた実測値で、すべて仮想チップを使った練習用の例です。
役の強さそのものはポーカーの役の強さ一覧に、勝ち負けの決め方はキッカーの解説にあります。
169種類の内訳と、配られる確率
最初に配られる2枚の組み合わせは、52枚から2枚を選ぶ C(52,2) = 1,326通りです。ただし、マークに強弱はないので、「A♠K♠」と「A♥K♥」は強さが同じです。マークの違いを、同じマークかどうかだけに減らして数え直すと、169種類になります。
| 種類 | ハンドの数 | 1ハンドの組み合わせ | 合計 | 配られる確率 |
|---|---|---|---|---|
| ペア(AA〜22) | 13 | 6 | 78 | 5.88% |
| スーテッド(AKsなど) | 78 | 4 | 312 | 23.53% |
| オフスート(AKoなど) | 78 | 12 | 936 | 70.59% |
| 合計 | 169 | ― | 1,326 | 100% |
1つのハンドの組み合わせ数は、ペアが6通り(マーク4つから2つ選ぶので C(4,2))、スーテッドが4通り(マークを1つ選ぶ)、オフスートが12通り(4×3)です。たとえばAAは6通りなので、配られる確率は 6 ÷ 1,326 = 約0.45%(約221回に1回)です。AKのスーテッドは4通りで約0.30%、オフスートは12通りで約0.90%、合わせて約1.21%(約83回に1回)になります。(実測)
「ポケットペアが配られるのは17回に1回」という言い方は、78 ÷ 1,326 = 約5.88% から来ています。(実測)
配られる確率を図にすると、次のとおりです。ペアは17回に1回、スーテッドは4回に1回弱、残りの約7割がオフスートです。
ペア(AA〜22)
スーテッド
オフスート
169ハンドの勝率表
下の表は、169ハンドそれぞれが、ランダムな1人の相手(手札は何でもあり)と、最後まで勝負したときのエクイティです。エクイティは「勝つ割合 + 引き分けの割合の半分」で、ポットを分け合う場合も数えた期待の取り分です。(実測)
見方は、行と列の数字が手札の2枚です。左上から右下の斜めがペア、右上がスーテッド、左下がオフスートです。たとえば、行Aと列Kが交わる右上のマスがAKsで、列Aと行Kが交わる左下のマスがAKoです。背景が濃い緑ほどエクイティが高く、数字も必ず書いてあります。
| A | K | Q | J | 10 | 9 | 8 | 7 | 6 | 5 | 4 | 3 | 2 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| A | 85.2 | 67.0 | 66.2 | 65.4 | 64.6 | 62.8 | 61.9 | 61.0 | 59.9 | 59.9 | 59.0 | 58.2 | 57.4 |
| K | 65.3 | 82.4 | 63.4 | 62.6 | 61.8 | 60.0 | 58.4 | 57.5 | 56.6 | 55.7 | 54.8 | 54.0 | 53.2 |
| Q | 64.5 | 61.5 | 79.9 | 60.3 | 59.4 | 57.7 | 56.0 | 54.3 | 53.6 | 52.7 | 51.9 | 51.0 | 50.1 |
| J | 63.6 | 60.6 | 58.2 | 77.4 | 57.6 | 55.7 | 54.0 | 52.3 | 50.6 | 50.0 | 49.1 | 48.2 | 47.4 |
| 10 | 62.7 | 59.8 | 57.3 | 55.3 | 75.0 | 54.1 | 52.3 | 50.6 | 48.9 | 47.2 | 46.5 | 45.7 | 44.8 |
| 9 | 60.8 | 57.8 | 55.4 | 53.3 | 51.5 | 72.1 | 50.8 | 49.1 | 47.4 | 45.7 | 43.9 | 43.2 | 42.4 |
| 8 | 59.9 | 56.0 | 53.6 | 51.5 | 49.7 | 48.1 | 69.2 | 47.9 | 46.2 | 44.6 | 42.7 | 40.9 | 40.3 |
| 7 | 58.9 | 55.2 | 51.8 | 49.7 | 47.9 | 46.3 | 45.1 | 66.2 | 45.4 | 43.6 | 41.8 | 40.0 | 38.1 |
| 6 | 57.7 | 54.2 | 51.0 | 47.8 | 46.1 | 44.5 | 43.3 | 42.3 | 63.2 | 43.1 | 41.3 | 39.5 | 37.7 |
| 5 | 57.7 | 53.3 | 50.1 | 47.2 | 44.2 | 42.7 | 41.4 | 40.6 | 39.9 | 60.3 | 41.5 | 39.7 | 37.8 |
| 4 | 56.8 | 52.3 | 49.1 | 46.2 | 43.5 | 40.6 | 39.5 | 38.5 | 38.0 | 38.1 | 57.0 | 38.6 | 36.8 |
| 3 | 55.8 | 51.4 | 48.2 | 45.3 | 42.6 | 40.0 | 37.5 | 36.6 | 36.0 | 36.2 | 35.2 | 53.7 | 36.0 |
| 2 | 54.9 | 50.5 | 47.3 | 44.4 | 41.7 | 39.1 | 36.8 | 34.6 | 34.0 | 34.3 | 33.3 | 32.3 | 50.3 |
強いほうと弱いほうの12ハンド
AA(ペア)
KK(ペア)
QQ(ペア)
JJ(ペア)
1010(ペア)
99(ペア)
88(ペア)
77(ペア)
66(ペア)
55(ペア)
44(ペア)
33(ペア)
22(ペア)
エクイティの高い順に並べた、上位12と下位12です。「勝つ」は相手に勝つ割合、「引き分け」は同じ強さでポットを分ける割合です。
| 順位 | ハンド | エクイティ(%) | 勝つ(%) | 引き分け(%) | 組み合わせ数 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | AA(ペア) | 85.2 | 85.0 | 0.5 | 6 |
| 2 | KK(ペア) | 82.4 | 82.1 | 0.6 | 6 |
| 3 | QQ(ペア) | 79.9 | 79.6 | 0.6 | 6 |
| 4 | JJ(ペア) | 77.4 | 77.1 | 0.6 | 6 |
| 5 | 1010(ペア) | 75.0 | 74.6 | 0.7 | 6 |
| 6 | 99(ペア) | 72.1 | 71.7 | 0.8 | 6 |
| 7 | 88(ペア) | 69.2 | 68.7 | 0.9 | 6 |
| 8 | AK(スーテッド) | 67.0 | 66.2 | 1.6 | 4 |
| 9 | AQ(スーテッド) | 66.2 | 65.3 | 1.8 | 4 |
| 10 | 77(ペア) | 66.2 | 65.7 | 1.0 | 6 |
| 11 | AJ(スーテッド) | 65.4 | 64.4 | 2.0 | 4 |
| 12 | AK(オフスート) | 65.3 | 64.5 | 1.7 | 12 |
| 順位 | ハンド | エクイティ(%) | 勝つ(%) | 引き分け(%) | 組み合わせ数 |
|---|---|---|---|---|---|
| 158 | 82(オフスート) | 36.8 | 34.1 | 5.5 | 12 |
| 159 | 42(スーテッド) | 36.8 | 33.9 | 5.8 | 4 |
| 160 | 73(オフスート) | 36.6 | 33.7 | 5.8 | 12 |
| 161 | 53(オフスート) | 36.2 | 33.1 | 6.2 | 12 |
| 162 | 63(オフスート) | 36.0 | 33.0 | 6.0 | 12 |
| 163 | 32(スーテッド) | 36.0 | 33.1 | 5.8 | 4 |
| 164 | 43(オフスート) | 35.2 | 32.1 | 6.2 | 12 |
| 165 | 72(オフスート) | 34.6 | 31.7 | 5.8 | 12 |
| 166 | 52(オフスート) | 34.3 | 31.2 | 6.2 | 12 |
| 167 | 62(オフスート) | 34.0 | 31.1 | 6.0 | 12 |
| 168 | 42(オフスート) | 33.3 | 30.2 | 6.2 | 12 |
| 169 | 32(オフスート) | 32.3 | 29.3 | 6.1 | 12 |
※いずれもランダムな1人の相手に対する実測値です。
表から読める5つのこと
- 半分弱のハンドが、ランダムな相手より有利。エクイティが50%を超えるのは169種類のうち90種類で、組み合わせ数では658通り(49.6%)です。最小のペア22でも50.3%あります。(実測)
- 最弱は72ではなく32オフスート。よく「最弱の手」と言われる72オフスートは165位で、34.6%です。最下位は32オフスートの32.3%でした。(実測)
- スーテッドの価値は、平均2.7ポイント。同じ2つの数字で、スーテッドとオフスートを比べた差は、1.7〜3.7ポイントで、平均は2.7ポイントです。AKは1.7ポイントしか差がなく、数字の小さいハンドのほうが差は大きくなります(72は3.6ポイント)。(実測)
- 弱いハンドほど「引き分け」が多い。72オフスートは、勝つのが31.7%、引き分けが5.8%です。AAは勝つのが85.0%、引き分けは0.5%です。(実測)
- 小さいペアは、大きいオフスートに負けない。77の66.2%は、AKオフスートの65.3%より上です。ペアは、1枚も当たらなくても勝てる分だけ強くなります。(実測)
スーテッドとオフスートの差を、よく出る4つの数字の組で図にします。
AKスーテッド
AKオフスート
JTスーテッド
JTオフスート
76スーテッド
76オフスート
72スーテッド
72オフスート
この表を使うときの注意
- 相手がランダムでなければ、数字は変わります。実際の相手は、弱い手では降りてきます。強いハンドを持っている相手に対しては、ここに出た数字は使えません。相手の持ちそうな手を決めて比べる例は、プリフロップの対決別の勝率にまとめました。
- 人数が増えると、勝率は下がります。この表は1対1です。相手が複数いれば、全員に勝つ必要があるので、AAでも勝率は下がります。
- ポジションや賭け金は入っていません。この表は、最後までカードを見切ったときの強さだけです。入るかどうかの判断は、ポジションとスタックと相手の動きで決まります。
- 強さの順は、プレーするハンドの選び方そのものではありません。数字の根拠として使うための表です。
これは強さの仕組みを知るための解説で、お金を賭けて勝つための方法ではありません。実際の判断練習は、仮想チップで遊べるポーカー・トレーナーでできます。
この数字の数え方
各ハンドを手札に固定し、残りの50枚から、相手の手札2枚とボード5枚をランダムに引いて、勝ち・引き分け・負けを数えました。1ハンドあたり300万回で、乱数は固定してあるので、同じ手順で再現できます。標準誤差は √(0.25 ÷ 3,000,000) = 約0.03ポイントです。(実測)
判定プログラムは、7枚から最強の5枚の役を選ぶ形で、C言語で書きました。確認のため、52枚から7枚を選ぶ133,784,560通りを全部数え、役ごとの件数が、役の強さ一覧の全数え上げの表と一致することを確かめています。
表全体の検算として、169ハンドのエクイティを、組み合わせ数で重みづけして平均しました。結果は49.999%で、理論値の50%になります(ランダムな2人が戦えば、平均は必ず50%になるため)。(実測)
他のサイトにも、ランダムな相手に対する勝率の表はあります。たとえばDeuces Crackedの表(出典は下の参考資料)は、AAが85.3%、AKsが67.2%、72オフスートが34.5%です(各ハンド18万回の試行と記載。2026年11月8日に確認)。この記事の数字(85.2%、67.0%、34.6%)とは、差が0.2ポイント以内で、近い値です。日本語で、169ハンド全部の表を載せたページは、僕が検索した範囲では見つかりませんでした(検索は網羅調査ではありません)。
参考にした資料
- Wikipedia「Texas hold 'em starting hands」https://en.wikipedia.org/wiki/Texas_hold_%27em_starting_hands (1,326通りと、169種類の内訳。二次資料。2026年11月8日に確認)
- Deuces Cracked「Texas Hold'em Equity vs Random Opponents」https://www.deucescracked.com/blog/texas-holdem-equity-vs-random-opponents-by-hand-data (対ランダムのエクイティの表。比較用。2026年11月8日に確認)
まとめと次の一歩
- 配られる2枚は1,326通りで、数字とマークの違いでまとめると169種類です。ペアは6通り、スーテッドは4通り、オフスートは12通りです。
- ランダムな1人の相手には、AAが85.2%、AKsが67.0%、最弱の32オフスートでも32.3%です。(実測)
- 169種類のうち90種類は、ランダムな相手に対して50%を超えます。(実測)
次の1アクションは、自分が配られたハンドを、表のマスで探してみることです。ポーカー・トレーナーの「虎の巻」には、同じ内容のスターティングハンドの簡易表があります。続きは次の2本です。