ポーカーの役の強さ一覧|強い順10役と、ホールデムで出る確率
強い順は、ロイヤルフラッシュ、ストレートフラッシュ、フォーカード、フルハウス、フラッシュ、ストレート、スリーカード、ツーペア、ワンペア、ハイカードです。
この記事では、順番と条件に加えて、テキサスホールデムで各役がどれくらい出るかを表にしました。52枚から7枚を選ぶ133,784,560通りを、僕が全部数えて確かめた値です。
後半では、最後にその役で終わったとき、ボードの5枚だけですでに同じ種類の役が出ていた割合も出しています。
ポーカーの役を強い順に並べた表
上にある役ほど強く、基本的には出にくい役です。例の5枚は一例で、マークや数字が違っても条件を満たせば同じ役になります。
| 順位 | 役 | 条件 | 例 |
|---|---|---|---|
| 1 | ロイヤルフラッシュ | 同じマークの A・K・Q・J・10 | A♠ K♠ Q♠ J♠ 10♠ |
| 2 | ストレートフラッシュ | 同じマークで数字が5つ連続 | 9♥ 8♥ 7♥ 6♥ 5♥ |
| 3 | フォーカード | 同じ数字が4枚と、別の1枚 | Q♠ Q♥ Q♦ Q♣ 3♠ |
| 4 | フルハウス | 同じ数字3枚と、同じ数字2枚の組 | J♠ J♥ J♦ 8♣ 8♠ |
| 5 | フラッシュ | 同じマークが5枚(数字は連続でなくてよい) | A♦ J♦ 8♦ 6♦ 2♦ |
| 6 | ストレート | 数字が5つ連続(マークはばらばらでよい) | 8♠ 7♥ 6♦ 5♣ 4♠ |
| 7 | スリーカード | 同じ数字3枚と、別の2枚 | 7♠ 7♥ 7♦ K♣ 2♠ |
| 8 | ツーペア | 同じ数字2枚の組が2つと、別の1枚 | A♠ A♥ 9♦ 9♣ 5♠ |
| 9 | ワンペア | 同じ数字2枚と、別の3枚 | K♠ K♥ 10♦ 7♣ 3♠ |
| 10 | ハイカード | 何も揃わない。一番大きい数字で比べる | A♦ Q♠ 9♥ 6♣ 3♦ |
役の定義と順番は、WSOP と PokerStars の公式ページで確認しました(出典は末尾)。
迷いやすい3つの決まり
役の順番を覚えたあとで迷うのは、次の3点です。
- マークに強弱はありません。♠が♥より強いことはなく、マークだけが違う2つの手は引き分けです。
- Aは大きいほうにも小さいほうにも使えます。10-J-Q-K-A は一番大きいストレート、A-2-3-4-5 は一番小さいストレート(5が一番上)です。
- ロイヤルフラッシュは、Aが一番上のストレートフラッシュの呼び名です。別の役が1つ増えるわけではありません。
同じ役のときの勝ち負けの決め方
役が同じなら、決まった順に数字を比べます。残りの札で比べる札をキッカーと呼び、全部同じなら引き分けでポットを分けます。
| 役 | 比べる順番 |
|---|---|
| ストレート/ | 一番上の数字だけを比べる。A-2-3-4-5 は5が一番上(最も小さいストレート) |
| フォーカード | 4枚組の数字 → 残り1枚(キッカー) |
| フルハウス | 3枚組の数字 → 2枚組の数字 |
| スリーカード | 3枚組の数字 → 残り2枚を大きい順に |
| ツーペア | 高いほうのペア → 低いほうのペア → 残り1枚 |
| ワンペア | ペアの数字 → 残り3枚を大きい順に |
| フラッシュ/ハイカード | 5枚を大きい順に1枚ずつ比べる |
たとえば A♠ A♥ とボードの K が1枚で、相手が A♦ A♣ とボードの Q が1枚なら、ペアは同じなので次のキッカー(K と Q)で決まり、前者の勝ちです。ホールデムでは、7枚の中から一番強い5枚を選んだうえでこの比べ方をします。
テキサスホールデムで各役が出る確率(5枚と7枚)
ホールデムは手札2枚とボード5枚の計7枚から役を作ります。5枚配りの確率をそのまま当てはめると、ホールデムの実際より役が出にくいと見積もってしまいます。
| 役 | 5枚の割合 | 7枚の件数 | 7枚の割合 | 7枚で何回に1回 |
|---|---|---|---|---|
| ロイヤルフラッシュ | 0.00015% | 4,324 | 0.0032% | 約30,940回に1回 |
| ストレートフラッシュ | 0.0014% | 37,260 | 0.028% | 約3,591回に1回 |
| フォーカード | 0.024% | 224,848 | 0.17% | 約600回に1回 |
| フルハウス | 0.14% | 3,473,184 | 2.60% | 約39回に1回 |
| フラッシュ | 0.20% | 4,047,644 | 3.03% | 約33回に1回 |
| ストレート | 0.39% | 6,180,020 | 4.62% | 約22回に1回 |
| スリーカード | 2.11% | 6,461,620 | 4.83% | 約21回に1回 |
| ツーペア | 4.75% | 31,433,400 | 23.50% | 約4.3回に1回 |
| ワンペア | 42.26% | 58,627,800 | 43.82% | 約2.3回に1回 |
| ハイカード | 50.12% | 23,294,460 | 17.41% | 約5.7回に1回 |
| 合計 | 100%(2,598,960通り) | 133,784,560 | 100% | — |
「その役になる」は、より強い役が成立していない場合だけを数えています。フルハウスの件数には、フォーカードになる組は入っていません。ストレートフラッシュはロイヤルを除いた件数です。
ロイヤルフラッシュ
ストレートフラッシュ
フォーカード
フルハウス
フラッシュ
ストレート
スリーカード
ツーペア
ワンペア
ハイカード
ロイヤルフラッシュ
ストレートフラッシュ
フォーカード
フルハウス
フラッシュ
ストレート
スリーカード
ツーペア
ワンペア
ハイカード
この表と図から読めることを3つ挙げます。
- ロイヤルフラッシュは、5枚なら約65万回に1回、7枚なら約3万940回に1回です。約21倍出やすくなります。
- ハイカード(役なし)は、5枚では50.1%ですが、7枚では17.4%です。ホールデムで役なしになるのは約6回に1回です。
- 7枚で出る頻度の順番が強さの順番とずれるのは、ハイカードだけです。一番弱いのに、ワンペア(43.8%)やツーペア(23.5%)より出にくくなります。
サイトによって確率の数字が違うのはなぜか
調べると、同じ役でも数字が違う表に出会います。たいていは数え方が混ざっているのが原因です。
- 5枚か7枚か。フロップ時点(5枚)とリバー時点(7枚)では、表の中身が別物になります。
- 「ちょうどその役」か「その役以上」か。フラッシュ以上で数えると、ストレートフラッシュ分が足されて3.03%が3.06%になります。
- 手札2枚がどう絡むか。「手札の2枚で作る」確率と、「7枚のどこかに作る」確率は別です。
確かめる方法は簡単で、10行を足して100%になるか見ます。この記事の表は、件数の合計が133,784,560通りになっています。
最終の役が、ボードだけで出ていた割合
ワンペアで終わった勝負の約48%は、ボードにすでにペアがあり、相手も少なくともワンペアを持っています。
ボード5枚は全員が共有します。ボードだけで役が出ているなら、相手の役もそれ以上です。この場合、勝負を分けるのは手札の数字(キッカー)になります。
| 最終の役 | ボードに既にある | 手札2枚が作った |
|---|---|---|
| ロイヤル/ストレートフラッシュ | 5.0% | 95.0% |
| フォーカード | 14.3% | 85.7% |
| フルハウス | 5.3% | 94.7% |
| フラッシュ | 6.4% | 93.6% |
| ストレート | 8.2% | 91.8% |
| スリーカード | 28.6% | 71.4% |
| ツーペア | 16.5% | 83.5% |
| ワンペア | 47.6% | 52.4% |
たとえばスリーカードで終わったとき、約29%はボードにすでにスリーカードがあります。残りの約71%は、手札の2枚が役の種類を作っています。
ロイヤル/ストレートフラッシュ
フォーカード
フルハウス
フラッシュ
ストレート
スリーカード
ツーペア
ワンペア
ハイカードは、ボードも役なしなのでこの表から除いています。ロイヤルとストレートフラッシュは件数が少ないので合算しました。
この数字の数え方
近似やシミュレーションではなく、組み合わせを全部数えています。C言語で作った判定プログラムで、ボードの5枚の選び方2,598,960通りそれぞれに、残り47枚から手札2枚を選ぶ1,081通りを掛けた2,809,475,760通りを判定しました。
7枚の組は、ボードの切り分け方が21通りあるため重複して数えられます。役ごとの件数を21で割ると、すべて割り切れました。10行の合計は133,784,560通りで、公開されている件数表(Wikipedia「Poker probability」)の10行とも全部一致しています。
前提は、52枚のカード、ジョーカーやワイルドカードなし、ホールデム(手札2枚+ボード5枚)の判定です。件数は役の種類ごとの数で、手札の組み合わせごとの勝率ではありません。
参考にした資料
- WSOP「Poker Hands」https://www.playwsop.com/poker-hands/ (役の順番・定義・キッカー・マーク。2026年11月1日に確認)
- PokerStars「Hand Rankings」https://www.pokerstars.com/poker/games/rules/hand-rankings/ (役の順番・マークに強弱なし・キッカー。2026年11月1日に確認)
- Wikipedia「List of poker hands」https://en.wikipedia.org/wiki/List_of_poker_hands (A-2-3-4-5、同じ役の比べ方。二次資料。2026年11月1日に確認)
- Wikipedia「Poker probability」https://en.wikipedia.org/wiki/Poker_probability (5枚・7枚の件数表。自分の数え上げとの照合に使用。2026年11月1日に確認)
WSOP と PokerStars のページには、A-2-3-4-5 のストレートの記載がありません。この点は二次資料と、自分の数え上げ(A-5 を含めると5枚のストレートが10,200通りになり、広く出回る件数と一致)で確認しました。
まとめと次の一歩
- 強い順は、ロイヤルフラッシュからハイカードまでの10役。マークに強弱はなく、Aは大小どちらにも使えます。
- 同じ役ならキッカーを決まった順に比べ、全部同じなら引き分けです。
- ホールデムの確率は7枚で見ます。ハイカードは約6回に1回、ワンペアで終わる勝負の約半分はボードにペアがあります。
次の1アクションは、役を自分で判定してみることです。見るだけより、答えて確かめたほうが身につきます。ポーカー・トレーナーのクイズ(役あて)では、7枚の中から役を答えられます。
続きは次の3本です。
配られる2枚の強さを知りたいときは、スターティングハンド169通りの勝率表も見てください。